さて、ようやく弘前観光を終え、津軽半島周回して青森市まで向かうルートを進むことにします。
弘前から十三湖までは、津軽中部広域農道と屏風山広域農道を使い、その後は国道339号一本です。
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同じ方面へ行くのに、国道と広域農道があるのなら、私は迷わず広域農道をチョイスします。
国道よりも交通量が少なく、景色がいい場合が多いからです。
今回の津軽中部広域農道も例外ではありませんでした。
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広大なりんご畑を突っ走っていきます。
弘前市内で遭遇した雨はすでにありませんでしたが、行く手には不気味な厚い雲が広がっていました。
お陰で、岩木山麓を走っているのに、雄大な岩木山はほとんど見えなかった。
ただでさえ寒いというのに、さらに北上していくなんて、ライダー的には結構勇気のいることです。
しかし、日程を考えると、このタイミングで津軽半島を周回せねばならぬ状況なのでありました。
りんご畑を抜け、続く湿地帯を抜けると、十三湖に着きます。
先を急ぎたいところでしたが、ちょうど「しじみラーメン」の看板があったので、
暖を取るのも兼ねて食べていくことにしました。
十三湖は淡水と海水が入り交じるところで、しじみの生育環境に適しているのだそうです。
いくつか店がならんでいます。
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このうち、しじみラーメンの店は2軒が隣り合っていました。
片方はお姉ちゃん、もう片方はおばちゃんの姿が見えます。
それが世の理(ことわり)であるかのごとく、本能の趣くままに、お姉ちゃんの店に入ることにしました。
バイクを停め、ヘルメットを脱ぎ、グローブを外していると、
背後からおばちゃんがツツツーと近寄ってきて、
「寒かったっしょ?」
と声を掛けてきます。
そのまま受け答えをしているうちに、自然とおばちゃんの店に入る流れができてしまいました。。
これが年の功というものか。。おばちゃんの巧みな戦術にお姉ちゃんはなす術もないようでございました。
しかし、おばちゃんの店に入ったことは、私に大収穫をもたらしたのであります。
おばちゃんが「寒かったっしょ?」というのも当たり前です。店に入るとストーブが焚かれていました。
ここ津軽は、今、冬なのであります。
店内には他の客はいません。おばちゃんとの会話は店内でも続きました。
その話の中で、私が結構歴史スポットを好んで巡っていることを話すと、
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