青森ツーレポ(7)津軽半島(1)
2013-05-01


「この辺はそういうお客さんも結構来るよ。」

とおばちゃんは言います。十三湖近辺には遺跡がたくさんあるのだそうです。

「昔、大きな町がここにあったけど、津波で壊滅したんだって。」


とおばちゃんは続けます。
でもそれ以上の詳しいことは知らないらしく、代わりに五所川原教育委員会発行の「十三湊ガイドブック」という
非売品の冊子を見せてくれました。

これがその冊子。(自宅で撮影)
 ↓
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ラーメンを食べながら読んだその冊子には、13〜15世紀にこの地に存在した十三湊(とさみなと)という港湾都市の遺跡発掘調査の結果と解説が写真入りで記されていました。遺跡は港湾施設や城郭や寺院の跡らしいです。

夢中で読んでいると、おばちゃんはその冊子を「持ってっていいよ」と言ってくれました。

 自分「えっ!?ほんとにいいんですかっ!?」
 おば「私持っててもわかんないしねぇ。。」
 自分「ありがとうございますぅぅぅぅ!!」


おまけにそのおばちゃんは、食後のコーヒーまでサービスしてくれたのでした。。
あぁ、ありがとう、おばちゃん。。。0コンマ000何秒かだけ、おばちゃんが女神に見えました。

↓この人がその女神様。
禺画像]

女神「いやー、写るんだったらもうちょっとメリケンコ付けといたのにぃ。。」

あの。。メリケンコって。。。えーっと。。小麦粉??


たまたま寄った十三湖で思わぬ歴史の拾い物をしました。
ここは、かつて3津7湊と呼ばれた日本の代表的港湾だったそうです。

たしかに地図をよくみると、今は湖となってますが、昔は海だったと言われてもうなづけます。
 ↓
禺画像]

その日本の代表的港湾が、今のように衰退したのは、
津波ではなく、堆積による港湾機能の低下と、領主・安東氏南部氏が滅ぼしてしまったことによるらしいです。


十三湖では貴重な収穫があった分、ずいぶん時間を消費してしまいました。。
おばちゃんに別れを告げ、竜飛岬に向け北上を続けます。

ほどなく姿を現したのが、十三湊ガイドブックに記載されていた神秘の山。(もや)です。
 ↓これ。
禺画像]

岩木山と高さを競って負けたという伝説があります。古来から神霊の宿る山として崇拝されてきたそうです。
標高152m

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