■ 上田合戦の勝利を抜きにして上田城は語れない
11時半頃に松本市を離れ、山をいくつも越えて上田市へ向かいます。
直線距離ではそんなに遠くはありませんが、山岳ルートですから走行距離は結構あります。
そして、コンビニがほとんどないってのが山岳ルートの特徴です。
自分のバイクツーリングがコンビニに支えられていることに何気に気付いたりします。。
午後1時頃に上田に到着です。松本から1時間半も掛かってしまいました。
上田といいますと、アニメ映画「サマーウォーズ」の舞台にもなりました。
さて、上田城は上田藩主・真田昌幸が1583年に築城した城です。
元々私は長野県民ですから、上田には何度も来ていますが、ここを訪れたのは今回がわずか二回目です。
かれこれ20数年前くらいになりますか。。。
その時は城門はありませんでした。この城門は1994年に復元されたものです。
城門を挟んでいる二つの櫓は1949年に再建されたもの。
ちなみに「サマーウォーズ」では主人公が訪れる旧家の門が、この城門をモデルにしていますね。
戦国時代、この上田城を舞台にして二度の合戦がありました。
1585年の第一次上田合戦と、1600年の第二次上田合戦です。
第一次では7000人、第二次ではなんと3万8千人の徳川軍に攻めこまれていますが、これを2000人程度の真田軍が撃退しています。
しかも徳川軍は1584年の小牧・長久手の戦いで、豊臣軍に勝っていますからこの時点で日本最強の軍隊だったのです。
山の頂上にある岐阜城でさえも落とされているというのに、平地にありながら天下の徳川軍に二度も勝利している上田城ってどんな城なのか?
それを改めて体感したいというのが、訪れた目的でした。
藩主・真田昌幸は「真田十勇士」で有名な真田幸村の父親です。
真田昌幸には二人の息子がいて、長男が真田信之、次男が幸村。
関ヶ原の戦いの時、二人の息子はそれぞれ東軍・西軍に分かれることになりますが、これはどちらに転んでも真田家が存続できるようにしたためだと言われていますが、婚姻関係からそうせざるを得なかったという面もあるようです。
1985年に「真田太平記」という大河ドラマが放映されていて、動画サイトで部分的に見ることができるみたいですが、1985年というと、第一次上田合戦からちょうど400年に当たる年なんですね。
ちなみに、真田昌幸は丹波哲郎、信之は渡瀬恒彦、幸村は草刈正雄が演じていました。
さて、城門を抜けると、いきなり神社です。
真田昌幸・幸村をご祭神とする
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