中部ツーリング(4)大崩海岸
2014-08-30


登呂遺跡で考古学のお勉強をした後は、地理のお勉強です。
登呂遺跡から海岸線を少し西に進むと、大崩海岸があります。
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↓国道150号から県道416号へ。この先が大崩海岸です。
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右側に平行しているのは東海道本線ですが、平行するのはここまで。ここから東海道本線は石部トンネルに入っていきます。

そして海岸沿いの県道をそのまま進むと、↓こんな風景になります。
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石部(せきべ)海上橋です。ここが大崩海岸。

反対側からみると、こう↓
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左側に見えるのが、旧国道150号です。完全に廃道となっています。
元々はこの石部海上橋も国道150号でしたが、1978年に日本坂トンネルが開通し、そっちが国道150号となったため、降格されて県道416号となったのでした。

さて、旧国道150号が廃道になってしまったのは1971年の土砂崩れが原因でした。この時は死者が出てしまい、急遽この石部海上橋が作られたのです。

↓こうしてみると、廃道やむなしと思えますね。。
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↓内部まで土砂に埋もれてしまってます。
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大崩海岸。。これほど名が体を表す地名があるでしょうか。ストレート過ぎます。

この石部海上橋をさらに進むと、通行止めになってました。
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土砂崩れは過去の話ではなく、現在進行形なのでした。すっごいところですよ、まったく。

地図を眺めてみると、この辺りは交通の要所であることがわかります。
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東名高速道、東海道新幹線、東海道本線、国道150号がここを通過します。それだけでトンネルが7本も掘られてます。

県道416号が通行止めだったので、仕方なく引き返して東名高速道で日本坂トンネルを通過しましたが、大崩海岸を目にした後なのでトンネルのありがたさを実感いたしました。先代の方々には感謝しなければいけませんね。


さて、私がこの大崩海岸へやってきたのは、別に海上橋を走りたかったからではないのです。
大きな理由は、↓これです。
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フォッサマグナの西縁、糸魚川〓静岡構造線の南端に当たるのが、この大崩海岸なのでした。
フォッサマグナに関しては、昨年の夏、痛い思い出があります。 その思い出はこちら → 北陸ツーレポ(5)糸魚川

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[中部ツーリング]

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