続いて現れるのが、↓これ。
主人公・桃太郎があられもない姿で登場です。デパートの屋上で見た記憶があります。こういうの。
鳥居には桃のエンブレムが燦然と輝きます。
その後ろの階段には、芝を背中に積んだお爺さんが見えますね。
そして階段を上がっていくと、↓これが。
愛知県犬山市公認であることが堂々と宣言されております。
どうやらトンデモスポットではないらしいんですが、悲しいことに隣のチープな像がその確証を見事に打ち消してしまうのでした。。
↓こっちはセリフ入りです。
トンデモ度がますますアップします。もう危険水域に到達しそうです。
↓そしてこれが本殿の前。
世にも珍しい “桃型の鳥居” です。そしてその下にはチープの三連発。。。完全に危険水域に突入しました。
トンデモスポットが確定しそうでしたが、一応本殿に掲げてある案内板を読んでみます。
↓
桃太郎の「桃」は、イザナギにまでさかのぼるんですね。
確かに古事記にはイザナギが黄泉の国から逃げる時、最後に桃の実を3個投げつけて助かったと書かれています。
出雲の黄泉比良坂に桃の木があるのも事実です。
イザナギがその桃に意富加牟豆美命(おおかむづみのみこと)という名前を与えて、人々を救うように命じたことも古事記に書いてあります。(これが「桃の節句」の起源です。)
なんとなく由緒正しいかのような錯覚を覚えますが、案内板にはどこにもご祭神が意富加牟豆美命(つまり桃神)であるとは書いてありません。どう読んでも、桃太郎がご祭神としか読めませんよね。(Wikiでは大神実命がご祭神だと書いてありますが、現地では確認できませんでした。)
ここからは好意的推察ですが。。
おそらく桃太郎の元になる人物は実在してたんでしょう。鬼ヶ島を根城にした賊を退治して地元民に感謝されたのも事実ではないでしょうか。それと桃にまつわる神話とが結びついて、この地で桃太郎のお話が生まれたような気がします。これで栗太郎にならなかった理由が説明できます。
ちなみに犬山市は現在特に桃の産地として有名な訳ではありませんが、少し東の多治見市、 土岐市辺りは桃の産地なので、昔は犬山付近でも桃園はたくさんあった可能性もあります。それが桃太郎を生んだと考えることもできますね。
とりあえず、チープな演出が余計ではありますが、この神社そのものはトンデモ認定しなくてよさそうです。。
ではレポートを続けます。
↓本殿には「桃太郎のその後」が書いてありました。
お爺さんとお婆さんは安らかに天寿を全うされたようですが、問題はその後です。
ある日、近くの山へ登り、姿を隠された...
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