文章にすると、アッサリしてしまいますが、出雲大社では自分的にはかなり濃厚なひと時を過ごしました。
そして出雲大社を後にし、出雲市のお隣、雲南市に入ります。
出雲大社はスッゴイ人出でしたが、社を離れれば出雲路は快適です。
出雲路には神話スポットがたくさんありますが、時間がないので涙を飲んで厳選しました。
まずはじめは↓ここ。
八本杉です。
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説では、須佐之男命(スサノヲノミコト)が大蛇の八つの頭を切り落として勝利しますが、その頭を埋めたのがここです。
有名な伝説のはずですが、スポットとしてはかなり寂しい状態になってます。
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いたってフツーの風景ですね。。。
なんか世間から忘れ去られた感が漂っておりますが。。
スサノヲは助けた奇稲田姫(クシナダヒメ)と結婚することになります。つーことは、クシナダヒメの地元はこの雲南市というわけですね。
スサノヲとクシナダヒメはペアで祀られてることが多く、我が家の地元にある小さな社も、この二柱がご祭神です。(神様は一柱、二柱と数えます。)
さて、次に訪れたのは↓ここ。
須我神社です。ものすごーく地味ですね。。
でもここは外せないスポットでした。
スサノヲがクシナダヒメと新婚生活を過ごすための宮殿をここに作ったのです。日本で最初の神様の宮殿です。
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だから日本初之宮といいます。
石碑に刻んであるように、日本で最初の和歌が誕生したところでもあります。
それが↓これ。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
まぁ、神話の時代の話ですから、ほんとは漢字なんてなかったんですけどね。。
これが日本最古の和歌ということになります。
古事記の原文では↓こうなってます。
夜久毛多都伊豆毛夜幣賀岐都麻碁微爾夜幣賀岐都久流曾能夜幣賀岐袁
う〓む。。わからん。こうしてみると本居宣長はんの業績が偉大なものだったことが理解できます。
意味は、ざっくり言うと「妻のために作ったぜ!」...みたいなノリでしょうか。
大国主大神(オオクニヌシノミコト)は、このご夫婦の6代後の子孫に当たります。
スサノヲとクシナダヒメ、二柱の仲睦まじさがにじみ出るようなスポットでありますが、しかしながらスサノヲもクシナダヒメだけというわけではありませんでした。
この後、スサノヲは神大市比売(オオカムイチヒメ)とも結婚し、大年神(オオトシノカミ)と
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